♪ 月とのおしゃべり ♪

過敏でちょっぴり生き辛い40代(アラフィフ)の物語

目に見えなくたって、存在している。

小さい頃から、
体験したことを言葉にして口から出すのが難しかった。

大人になって、
たくさんの言葉を扱えるようになり
ありとあらゆる言葉を駆使して
コミュニケーションを取ろうと図るが・・・

今度は
「そんなこと考えちゃダメだよ」
「そんなこと言っちゃダメだよ」
「それって、こういうことなんだよ」

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どうして人は
確実に存在しているものを
なかったことにしたり
ダメだダメだと言うんだろう。

目に見えなくたって
存在しているということは
何らかの理由があるはずなのに。


過去にたったひとり、
本当にたったひとりだけ、
私の言葉を打ち消そうとする集団を制止し
「いいよ、もっとしゃべってアキちゃん」
と言ってくれた人がいた。

でも、その人も、今は地上にいない。

だから私は空を見上げて
月とおしゃべりする。

この世界で私が本当にお話したいのは
これこれこうなんです。って。

月は、私の「おはなし」を聞いてくれる。

アキちゃん、生きなさい。
あなたが感じたことをなかったことにしないで。
存在し続けなさい。と。